【札幌地裁】ミートホープの田中元社長、懲役4年の実刑判決

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1帰社倶楽部φ ★
北海道苫小牧市の食肉製造加工会社「ミートホープ」(破産)の食肉偽装事件で、豚、鶏肉などを不正に
混入した牛ひき肉を食品加工会社に出荷していたとして、詐欺と不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪に
問われた同社元社長の田中稔被告(69)の判決公判が19日、札幌地裁であった。
嶋原文雄裁判長は懲役4年(求刑・懲役6年)の実刑判決を言い渡した。

田中被告は、昨年6月までの1年間に、食品加工会社十数社に対し「牛100%」と偽って計約138トンの
偽装ひき肉を出荷した不正競争防止法違反と、このうち3社に出荷した計約100トン分の売り上げ約3900万円
について詐欺罪に問われた。今年1月の初公判で同被告は起訴事実を全面的に認めていた。
検察側は論告で、「デタラメな商品で金をだまし取った。『食の安全』を捨てた恥も外聞もない行為」として
実刑を求めたのに対し、弁護側は「安価でおいしい製品を工夫して供給しただけ」と主張、寛大な刑を求めていた。

(2008年3月19日10時45分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899579/news/20080319-OYT1T00293.htm