円高が止まらない。2008年3月17日には1ドル95円をつけ、「90円」が視野に入ってきた。
3月18日付の日本経済新聞は「専門家アンケート」のなかで、「円、90円まで上昇も」と
ドル売りがさらに進むとみているし、3月28日号の週刊朝日はミスター円こと元大蔵省財務官の
榊原英資氏が「1ドル90円を覚悟せよ!」と緊急提言している。
円「90円」はもはや確実と見る向きは多く、個人投資家によって外貨預金は18日も買われている。
外貨預金の新規口座 2月と比べて、1日平均6倍の伸び
このところの外貨預金の伸びはとにかく、すごい。三菱東京UFJ銀行は「外貨預金の新規口座は、
2月に比べて3月は1日平均で6倍伸びています」(広報部)という。残高ベースでは07年10月末と
2月末の比較で、1割増としている。
インターネット専業のソニー銀行では、外貨預金の利用者の傾向について、
いつでも資金を動かせる普通預金と、最低1か月は資金を動かせない定期預金と、
「全体的には、ほぼ半々の利用です」と話している。
米ドルの場合、ドル金利が下がっているので、普通預金と定期預金の金利差がなくなってきている。
「とりあえず、外貨預金」という人の中には、普通預金を選ぶ人も少なくないようだ。
外貨預金には高金利の魅力もあって、「金利から入る人も多い」(ソニー銀行)という。
ゼロ金利から脱したとはいえ、日本は政策金利がいまだに0.5%と低金利。それに比べると、
さらなる利下げ観測はあるものの、まだ米ドルは金利がついている。ソニー銀行の場合、
米ドル普通預金は年0.7500%で、1か月定期預金が年1.61750%、
1年定期預金が年1.31688%になっている。
ソース:J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2008/03/18017986.html >>2以降に続く