【公害】水俣病、チッソ態度軟化 未認定患者の新救済策で

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水俣病未認定患者の新救済策について、原因企業のチッソ(東京都千代田区)は18日、
熊本県の患者団体「芦北の会」(村上喜治会長)に対し「懸念材料がクリアされれば、
受け入れの素地ができる」と伝えた。「懸念材料」として一部患者団体による
損害賠償訴訟が継続中であることを挙げた。村上会長は「解決に前向きな
チッソの姿勢が初めて確認できた」と述べた。

村上会長らが、与党プロジェクトチーム(PT)が07年にまとめた新救済策の受諾を
求める抗議文を手渡したのに対し、同社の大衡一郎総務部長が答えた。

新救済策は一時金150万円の支払いと月額1万円の療養手当の支給などが柱。
これに対しチッソは「全面解決の展望が見えない」などとして、受け入れを拒否してきた。

しかし大衡部長はこの日、PTとも話し合いを続けると説明し、全面拒否ではないとの姿勢を示した。

村上会長は「95年の政治決着で救済されなかった患者がいることにも理解を得た。
(訴訟の解決などに向け)自分たちも協力していきたい」と話した。【山田大輔】

最終更新:3月18日21時54分 3月18日21時54分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080318-00000151-mai-soci