【国際研究グループ、最も環境破壊が進んだ海域は日本海と北海】 生態系に与える環境の変化などの観点から全世界の海域を対象に行った調査の結果、地球上でもっとも環境破壊が進んだ海域は東シナ海から日本海にかけての海 域と北海とイギリス・スコットランド東岸の海域であることが14日、全米科学振興協会(American Associaition for the Advancement of Science)での研究発表により明らかとなった。 この研究発表を行ったのは米生態学の分析と総合に関するナショナルセンター(National Center for Ecological Analysis and Synthesis)のベンジャミン・ハルパーン博士を中心とする国際研究グループ。 研究グループは、魚の乱獲、海洋面温度の上昇具合など環境破壊に関する17データ項目を使って、それらがサンゴ礁、大陸棚など20の異なる環境生態系にどのよ うな影響を与えているかを、全世界の海洋対象を細かく分析。その結果、地球上でもっとも環境破壊が進んでる海域は東シナ海の中国沿岸から日本海の対馬海峡 の海域と、北海のイングランド・スコットランドの東岸の付近であるということを突き止めた。研究グループでは、何百万人も人類が海洋の生態系の恩恵を受け て生活している、とした上で、今回、環境破壊がもっとも進んでると判明した海域の近隣諸国は早急に海域の環境破壊を食い止める努力をしなければならないと警鐘を鳴らした。 Technobahn