★藤沢市消防本部:救急車を私的利用、救急隊長を懲戒処分−−南消防署 /神奈川
◇帰宅し、病気の娘運ぶ
・当直勤務中に救急車で帰宅し、その救急車で病気の次女を私的に運んだとして
藤沢市消防本部は19日、同市南消防署警備1課の男性救急隊長(59)を停職42日に、
帰宅を認めた上司で同課の男性主幹(56)を戒告の懲戒処分とした。隊長は19日、
依願退職した。
市消防本部によると、隊長は1月19日午後5時過ぎ、南消防署苅田出張所(同市本鵠沼4)で、
茅ケ崎市内の自宅にいる妻から携帯電話で20代の次女の容体急変を知らされた。
南消防署で当直責任者をしていた主幹に「様子を見に行きたい」と連絡。主幹は救急出動に
支障がないことを条件に、同じ隊の隊員2人を乗せて救急車で帰宅することを認めた。
救急車は5時21分ごろ出発し、一時サイレンを鳴らして約3分後に自宅に着いた。次女は
すぐ意識を失い、隊長は次女と妻を救急車に乗せて、通院している茅ケ崎市立病院に
サイレンを鳴らし約10分かけ搬送した。出張所の救急車は1台だけ。6時35分に戻るまで
出動要請はなかった。
隊長は「今までにない症状で動転した」と釈明したが、消防本部は「出動する必要があったら
支障を来たした」として、懲戒免職に次いで重い停職6月に当たると判断。隊長は3月末で
定年のため、残り42日間の停職処分とした。
金子司洋消防長は記者会見し「職務を忘れ、救急車を不適正に利用したことは信用失墜
行為に当たる」と謝罪。南消防所長ら3人を文書訓告し、隊員2人も文書で厳重注意した。
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20080220ddlk14040640000c.html ※前:
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1203577783/