〜今回米がやったこととこないだ中国がやらかしたことの違い〜
・アメリカ:高度240km 中国:高度800km
今回のアメリカの場合、高度が低いので地球大気によるブレーキがかかり、
破片のほぼ全ては短時間で地球に落ちてくるか宇宙の果てに飛んでいくかのニ択になる。(
>>326)
中国の場合は破片が安定した地球周回軌道に乗りやすいので、
今飛んでいる、あるいは今後打ち上げられる衛星にぶつかって被害を及ぼす確率が高い。
800km付近の軌道が使いにくくなったってのもちょっと誤解で、
破片は円軌道にコントロールなんかされてないんだから地球を周る衛星全てが危険(確率は800km付近が一番高いけど)。
・中国は軍事実験&国威掲揚。アメリカはほっとくと被害がでる可能性があるから仕方無く
これはアメリカの方もその要素がある事は否定できないかもしれない。まあ、建前はあるってことで。
遠いんだから中国の方がコントロールの難易度は高いけど、
中国は徐々に接近させるとかできたわけだから
アメリカは高速の物体に一発勝負で当てる難しさがあるね。
・両国の迷惑ポイント
中国はデブリうぜえ。米国は高高度大気のヒドラジン汚染うぜえ。
まあ燃料タンクに守られて地上付近でバラまかれるよりは遥かにマシ。
化学式的にオゾン層とかは一応大丈夫なんじゃないかな…?
あれはClの触媒作用だったと思うし。化学屋さんじゃないのでわからんけど。