★EUの排出権取引、経団連会長が容認姿勢「潮流踏まえて検討」
日本経団連の御手洗冨士夫会長は20日、大分市内で記者会見し、経済産業省が導入を検討する
「キャップ&トレード」と呼ばれる温暖化ガスの排出権取引について
「欧米などの世界の潮流を踏まえて検討していくのがカギになる」と述べ、一定の理解を示した。
経団連はこれまで同取引に反対してきたが、方向転換を示唆したもので、導入に向けた議論に弾みがつきそうだ。
キャップ&トレードは民間企業などに温暖化ガス排出量の上限を設け、過不足分を売買する制度。
御手洗会長は「京都議定書の枠内で色々な国で行われている。日本も一部の企業ではやっている」と指摘。
「地球環境問題をテーマとするサミットの主催国として、これを成功させるためにも検討していくのがカギになる」
と容認する姿勢を示した。
経団連は「排出権の公平な割り当てが困難」などとして、キャップ&トレード方式に反対してきた。
ただ、欧州連合(EU)が市場形成の先行で存在感を高め、米国の一部州も導入を検討。
日本が消極姿勢を貫いたままでは、後れをとるとの指摘が出ていた。(07:00)
日経新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080221AT3S2001C20022008.html ▽過去スレ
【政治】 日本政府、ロシアと温暖化ガスの排出権取得で交渉へ
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1202616501/