【ロサンゼルス=松尾理也】待遇改善を求めてストライキを続けていた米脚本家組合(WG
A、約1万2000人)は12日、映画会社やテレビ局側から新たに提示された労使契約案につ
いての組合員投票を行い、9割以上の賛成多数で受け入れを決めた。3カ月以上に及んだス
トライキは終結し、脚本家たちは13日から職場復帰する。
新たな契約案では、今回のストの主因となったインターネットでの映画や番組の配信に伴う
報酬について、一定額の増額などが認められている。ストが終結されたことで、24日に予定
されている米映画賞の最高峰、アカデミー賞の授賞式も例年通り、実施される見通しとなった。
今回のストでは、テレビ番組の新規制作がストップした結果、再放送が延々と繰り返される
事態が続いていたほか、一部では映画製作の遅れなども表面化し始めていた。ロイター通信
によると、損害額はロサンゼルス地域だけで20億ドル(約2200億円)にも上った。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080213/amr0802131752020-n1.htm