【感染症】 ヒト・ヒト感染の新型インフルエンザで自衛隊出動の可否を検討…自民党と公明党の作業チーム★2

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96JKe5n7y2OのPCです。
携帯の電源が切れたので。
PCからはIPアドレスで特定されるから怖いんですけど。
まず、インフルエンザ(ifz)ウイルスには、二種類の表面抗原があります。
N抗原とH抗原です。
高病原性ifzのN5H1というのはN抗原が5型、H抗原が1型ってことです。
んで、N抗原はノイラミラーゼという酵素、H抗原はヘモアグルチニンという酵素です。
細胞がifzウイルスを飲み込んで感染が開始するのはヘモアグルチニンの作用です。
細胞が複製したifzウイルスを吐き出すとき、細胞膜からウイルスを切り離すのはノイラミラーゼの作用です。
ちなみにタミフルはノイラミラーゼを邪魔します。
さて、細胞の表面には「ヘモアグルチニンのレセプター」があるのでifzウイルスのH抗原が引っ付くのですが、
その前にヘモアグルチニンが活性化しなければ引っ付かないのです。
引っ付かなければ、細胞はifzウイルスを飲み込まないので感染は成立しません。
ヘモアグルチニンは酵素タンパク質です。
タンパク質の酵素が活性化するときは、折りたたまれて内側に隠されている作用部位が、外に現れる必要があります。
折りたたみの一部をタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)がぶった切る必要があります。
プロテアーゼの有名どころは胃液のペプシンですが、タンパク質にもプロテアーゼの好みがあります。
どのプロテアーゼでも活性化するわけじゃありません。
通常低毒性ifzのヘモアグルチニンは、数ある細胞表面プロテアーゼの中でもトリプシン・クララだけでしか活性化しません。
なぜかはわからないけどそうなんです。
続く