【感染症】 ヒト・ヒト感染の新型インフルエンザで自衛隊出動の可否を検討…自民党と公明党の作業チーム★2

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342JKe5n7y2OのPCです。
続きです。

では、地面に落ちた飛沫はどうなるか?
細菌やカビであれば、胞子などになって乾燥に耐えつつ
感染力を温存することはありますが、ウイルスではありえません。
ウイルスは生きていないので、自分では変化できないからです。
吸水性のある素材や暖かい素材の上に落ちた飛沫は、
すぐに乾燥してカピカピになって、ウイルスは感染して不活性化します。
冷たいビニールなどなら、なかなか乾燥せず不活性化までの時間が長くなります。

これが飛沫と感染の一般的な原則です。
ただし、アメリカ人がインデアンを殺すために、天然痘の膿がついた毛布を
友好の証と称してプレゼントして、その毛布から天然痘がインデアンに感染した、
という事実があります。
乾燥した西部の砂漠では、毛布につけた膿も乾燥したでしょうから、
天然痘ウイルスは乾燥に強かったのでしょうか・・・

あと、ウイルスは紫外線にとても弱いです。
ウイルスは小さいので紫外線を遮ることはできません。
紫外線は、ウイルス粒子の中のDNAやRNAを変質させて、不活性化させます。
直射日光はウイルスを不活性化します。

またウイルスのエンベロープは脂質の二重膜ですから、界面活性剤(洗剤)やエタノール、
ベンジンなどの有機溶媒で、すぐに溶けます。
エンベロープを失ったエンベロープウイルスは、不活性です。
感染はしません。

今日はここまでにします。
仕事行ってきます。