【感染症】 ヒト・ヒト感染の新型インフルエンザで自衛隊出動の可否を検討…自民党と公明党の作業チーム★2
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JKe5n7y2OのPCです。:
96と98の間の第二部が抜けてました。
んで、トリプシンというメジャーどころのプロテアーゼのうち、なんでか気管支粘膜にしかない
トリプシン・クララ(クララは繊毛のラテン語)だけで活性化します。
だから通常低毒性ifzは気管支粘膜にしか感染できず、だから通常低毒性ifzは「風邪」症状なのです。
気管支粘膜細胞が取り込んで、コピーして増殖したifzウイルスを細胞は吐き出したり、細胞自体が壊れて撒き散らしたりするのですが、
気管支の中に出てくるウイルスもあれば、血液の中に出て行くウイルスも当然あります。
血液の中に細胞表面とは比べ物にならないくらいたくさんの種類のプロテアーゼが流れています。
というわけで、トリプシン・クララ以外のプロテアーゼが働いて、ウイルス表面のN抗原、つまりヘモアグルチニンを活性化します。
血液の中でヘモアグルチニンが働くと、血管の中で血が固まって微小血栓ができます。
このあたりで自覚症状としての悪寒戦慄(寒くて震えがくる)がきます。
採血すると固まりやすく(凝固が亢進)なっています。
また、ウイルスが血液に入る(ウイルス血症)という異常事態に対して身体は戒厳令を引きます。
戒厳令はいわゆる免疫反応ではありません。
たとえて言えば「細胞たちの叫び」です。
叫びはオリゴペプチド(サイトカインの俗称、主にTNF-α,IL1,IL6)で表現されて、筋肉痛と関節痛が起こります。
このあと肝臓、脾臓、リンパ節が免疫応答を始めて代謝が亢進してきて発熱が始まり、
発熱により体温が高くなるために身体のさまざまな酵素反応がスピードアップするので、
免疫応答はスピードアップして、発症三日目のIgM、初めの抗体ができてやっとウイルス退治が始まるのです。
この三日目までの通常低毒性ifzの症状は、ヘモアグルチニンによって引き起こされた血液の中のプロテアーゼの洪水と、
オリゴペプチドの洪水による症状です。
オリゴペプチドの洪水は戒厳令としての大切な働きなので、消炎鎮痛剤などで止めてはいけません。
しかし、プロテアーゼの洪水は身体にとってウイルス退治に必要に反応ではないのです。
幸い通常低毒性ifzは、なぜかトリプシン・クララのある気管支粘膜細胞でしか増殖できないので、
多量のウイルスが血液に持続的に供給されないので、死なないのです。