【岩手・大船渡】泣きながら良い子約束「スネカ」

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1帰社倶楽部φ ★
国の重要無形民俗文化財で大船渡市三陸町吉浜に江戸時代から伝わる小正月の伝統行事
「スネカ」は15日夜、行われた。

吉浜中の生徒16人を含む20人が、恐ろしい形相の面にわらみ姿のスネカに扮(ふん)し、
午後6時ごろから各家庭を歩いた。
菊地文雄さん(86)方には3体のスネカが登場。玄関戸をガタガタ揺らして中に入り、
「泣ぐ子はいねがぁ」「親の言うこと聞ぐが」と子どもたちに迫った。
親類の菊地優花ちゃん(4)、彩花ちゃん(2)姉妹は泣きながら「はい」と返事。
家族らは笑みを浮かべながら、温かく見守った。

スネカは、冬にいろりの近くにばかりいてできるすねの斑点を皮ごとはぎ取る「すねかわたぐり」
が語源。怠け者を懲らしめる意味が込められ、吉浜地域では小正月の伝統行事となっている。

[岩手日報](2008/01/16)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080116_P

【写真=恐ろしい形相のスネカに驚いて泣きじゃくる子どもたち=大船渡市三陸町吉浜】
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2008/m01/d16/top080116.jpg

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