【講演】牛乳有害説に反論「牛乳は栄養価の高い食品。科学的根拠に欠けている」

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☆牛乳の栄養価知って 19日に講座 「有害説」に反論 帯広

牛乳の栄養価の高さや安全性などを消費者に知ってもらう「牛乳市民講座」(日本
酪農科学会主催)が十九日午後一時から帯広市のとかちプラザで開かれる。帯広畜
産大の浦島匡教授(乳科学)が「牛乳を飲み過ぎると骨粗しょう症になる」などと
する「牛乳有害説」に反論する講演をする。

浦島教授によると、米国在住の日本人医師が、二○○五年に出版した著書で「牛乳
を飲むと血中のカルシウムが排出される」「高温殺菌の牛乳は老化を早める」など
と主張。浦島教授を含む道内の大学教授らは「科学的根拠に欠けている」と反論している。

講座では、浦島教授が、牛乳の摂取によるアレルギーや体脂肪率の変動、適切な
飲用時間帯などについて解説。また、十勝農協連の西部潤参事らが、乳牛の衛生管理
や飼育法の実態などを報告する。

浦島教授は「牛乳は栄養価の高い食品。消費者に正しい情報を伝えて、産業保護に
役立ちたい」と話している。無料。希望者は直接会場へ。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/69692.html