【科学】観測衛星「だいち」の精度不十分、地図作れず

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1うちゅ〜φ ★
★観測衛星「だいち」の精度不十分、地図作れず

・全世界の地図づくりに使う宇宙航空研究開発機構の地球観測衛星「だいち」の
 精度が想定より低く、国土地理院の地図の作製に十分には使えていないことが
 わかった。

 だいちは06年1月に打ち上げられた。開発費約535億円で、2万5000分の1の
 地図をつくるデータを集めるのが大きなねらい。国土地理院が、すべての地図の元に
 なる日本の基本図(約4300面)を修正、更新する際にも活用されることに
 なっていた。

 基本図に使う地形データの誤差は、打ち上げ前には5メートル以下を目標にしていた。
 だが、だいちの姿勢制御が難しく、届いたデータでは、等高線を決める「高さ情報」の
 多くで6メートル前後の誤差があった。また、圧縮データを地上で復元する際に
 生じる乱れも予想より大きいという。

 だいちのデータを使った基本図は硫黄島など52面にとどまっている。宇宙機構は
 「だいちは技術の実証がねらいで、だいちのデータだけで地図づくりをするのが
 目標ではないが、改善策を準備している」という。

ソース/朝日新聞社
http://www.asahi.com/science/update/0109/TKY200801090162.html