【岡山・津山】消防団に初の女子高生

火災予防に一役買いたい―。津山市消防団に６日、現役女子高生の団員が誕生した。
高校生の入団は創設以来初で、岡山県消防協会も「県内では聞いたことがない」という。
全国的に若者の消防団員離れが進んでいるだけに、関係者は“異色のルーキー”
の活躍に期待を寄せている。

津山東高３年の芦田尚子さん（１８）。津山圏域消防組合（同市林田）でこの日、
辞令交付式があり、芦田さんは１日付で採用された主婦、会社員ら４７歳までの女性団員
１１人を代表し、「誠実かつ公正に職務を遂行することを誓います」と宣誓。
式後、敬礼や整列の仕方などを学んだ。

津山市消防団は昨秋初めて女性団員を公募。芦田さんは「津山圏域消防組合の訓練を
登下校時に見て、職員のきびきびした動きと気迫にあこがれた」という。１３日の出初め式が
“初出動”で、今後、市民への火災予防のＰＲ活動や防災訓練の指導に年数回取り組む。

【山陽新聞】（2008年1月7日掲載）
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/01/07/2008010709251090007.html

辞令交付式の後、整列の仕方を学ぶ芦田さん（左から２人目）
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/01/07/2008010709251090007.jpg