(
>>1より)
「ブログ氏の住所と電話番号がネットで報告されるや、"死ね""猫殺し!""地獄におちろ!"といった罵声が
ネットを通じ、あるいは直接電話で、浴びせられるようになった。
「恐ろしくてたまりません。家のまわりを不審者がウロウロするし、無言電話や脅迫電話も沢山かかってきました。
今は電話線も抜いてしまいました」というのはそのブログ氏当人(49)である。
「私が公務員というのは事実です。以前、ゼネコンに勤めていましたが、リストラされ、
職安に通ってある工場にも勤めてました。でも、そこも倒産。その後、地方官庁の雇用促進事業で
採用され、公務員となったのです。言い訳できませんが、猫を焼き殺したというのは事実なんです」
ブログ氏によると、それは20年程前のことだという。
「それはまだ私がゼネコンに勤めていた若い頃のことなんです。
担当していいた建設現場の飯場から"猫を何とかしろ"という苦情が寄せられたのです」
なぜ猫なのか。
「その飯場のおばさんが野良猫にえさをやって棲みつかせ数が15、16匹になってしまった。
おかげで飯場に蚤やダニが大発生した。仕方なく生まれたばかりの子猫を3匹、新聞紙に包んで
飯場の焼却炉に入れたのです。そのことを脚色してブログに書いてしまいました。
親猫を川に流した話は嘘ですし、子猫も生まれたばかりで目も開いていませんでしたが。
が、その反響はご当人の予想を遙かに超えていた。
「怖くなって警察に相談に行き、家の前には"警察に通報済み"という貼り紙もしました。
妻には怒られ、息子にも"お父さんは人間じゃない"と言われました・・・。ほんと、猫の祟りです。
申し訳ありません」ネット住人の執念と追跡力、げに恐るべし。 (終わり)