クリプトン社の謝罪に対するコメント
本日クリプトン社伊藤氏より「クリエイター様の許諾を得ずに着うた配信が行われている件〜」との文章が同社のブログに
掲載されましたが、いくつかの点において事実と異なる記述が散見されているほか、当社としては、伊藤氏が約束された
謝罪が十分にされているとは認識できないので、補足・説明させていただきます。
1.本件着うた配信に関しましては、本年9月、クリプトン社「初音ミク」担当者様が当社に来社された際、着うた配信の
提案をさせていただき、ご了解をいただきました。この際に着うた配信のお願いはいたしましたが、独占云々といった話は
一切行われておりません。これを受け、ドワンゴ社は、各権利者様にコンタクトを開始しました。
当初はドワンゴ社が直接各権利者と契約を行うことでクリプトン社と合意しておりましたが、その後、クリプトン社様より
権利関係の処理につき権利代行の会社を指定され、配信に伴う一切の権利処理はその代行会社を通じておこなう旨の話を
受けました。そこで、ドワンゴ社はすでに配信のコンタクトを行っていた権利者の連絡先を権利者の許諾の上権利代行会社に
通知し、権利代行会社が各権利者と契約を行い、さらにその後権利代行会社と当社が配信に関するライセンス契約を締結することで合意いたしました。
その後ドワンゴ社と権利代行会社間において、配信条件等の詳細につき合意いたしました。その際に、すでに当初の合意から
相当の時間が経過していることもあり、直ちに配信することにつき了承を得ました。
その後、当然締結されていると考えていた各権利者と権利代行会社間の契約書が締結されていないことが、権利者からのクレームで判明いたしました。
当社は非常に驚き、早急に権利者との契約を締結するよう、重ねて権利代行会社に強く申し入れを行いましたが、なんら返答がなく、
契約書が締結されないまま今日に至っております。
当社としては、クリプトン社側で原盤権の管理を行うとの決定をされた以上、当社及び権利者の皆さんの納得の行く説明を早急に
行っていただきたいと考えます。
>>2以降に続く