「みくみく」JASRAC登録で「手違い」 ドワンゴ・ミュージックが謝罪
「みくみくにしてあげる♪」の配信権などの管理をJASRACに信託した際に手違いがあったとし、
ドワンゴ・ミュージックパブリッシングが謝罪した。著作権管理の仕組みについて今後同社はJASRACなどとも議論していきたいとしている。
ドワンゴ・ミュージックパブリッシングは12月19日、クリプトン・フューチャー・メディアの楽曲作成ソフト「初音ミク」を
使って作成された楽曲「みくみくにしてあげる♪」の配信権などの管理を日本音楽著作権協会(JASRAC)に信託した際に、
手違いがあったとWebサイト上で明らかにした。
登録時のアーティスト名について、「作家名+featuring初音ミク」と表記にするようクリプトンから依頼を受けていたが、
手違いで「初音ミク」と登録してしまったとし、サイト上で謝罪している。
同楽曲のJASRACへの信託は、着うた配信開始に伴い著作権使用料を徴収するために行った。クリプトンと、クリプトン指定の
権利処理業務の委託会社に確認し、了解を得た上で登録したという。
ただ「社内連絡の不徹底から」アーティスト名を「初音ミク」として登録申請してしまい、JASRACの検索サイト「J-WID」にも
そう表示された。ドワンゴ・ミュージックは「クリプトンやその他関係各位に深くお詫びする」としている。
「みくみく」がJASRAC管理楽曲になったことで、ネット上では「みくみくを使ったMAD作成にも著作権料が発生することになり、
自由な2次創作ができなくなる」といった指摘があった。
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