牛乳や乳製品が体に悪いとする本「病気にならない生き方」(サンマーク出版)について、
著者で医師の新谷弘実氏に公開質問状を送付していた「牛乳乳製品健康科学会議」
(会長・折茂肇健康科学大学長)は18日、著者からの回答書が届いたとして公開。
「科学的根拠のない主張だ」との見解を発表した。
新谷氏は、世界保健機関(WHO)の論文などを引用し、欧米のように大量に
牛乳からカルシウムをとる国で骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や骨折の発症率が高率だ、などと回答した。
これに対し、同会議は、「WHOは牛乳の多飲が骨折の原因であるとは述べていない」などと反論。
折茂会長は「新谷医師の主張は、内外の研究論文から都合のよい部分だけを引用しており、
科学的根拠はまったくない」と話している。
朝日新聞
http://www.asahi.com/life/update/1218/TKY200712180204.html