【岩手・岩泉町】定置網に11メートルのクジラ〜「いやあ、よかった。ボーナスだ」

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1帰社倶楽部φ ★
岩泉町の小本浜漁協の定置網に、全長10.75メートルもある巨大なヒゲクジラがかかっている
のが17日朝、見つかった。定置網の漁師27人が総がかりで船にくくりつけて陸まで運び、
大型トラックで宮古市場に「水揚げ」した。

定置網のリーダー「大謀(だいぼう)」を務める三浦一良さん(42)によると、午前9時ごろ、
サケをとるため網を起こしに行ったところ、クジラが網に絡まって既にぐったりしていたという。

県の報告を受けた日本鯨類研究所(東京都)などで調べた結果、最大で20メートルにもなる大型の
ナガスクジラらしい。定置網にかかって逃すことができないクジラは、特定の種を除いて販売できる
ことが農水省令で定められている。このクジラも、DNA鑑定のため尾ひれの一部を保存するなど
所定の手続きを踏んだうえで早速、競りにかけられた。

クジラ類では「高級品」の部類に入るナガスクジラだけに、宮城県の業者が700万円で落札した。
当初は「網がやられた」と渋い表情だった三浦さんも、思わぬ高値に「いやあ、よかった。ボーナスだ」。

[朝日新聞:岩手版]2007年12月18日
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000712180003

定置網にかかった11メートル近いクジラ=宮古魚市場で
http://mytown.asahi.com/iwate/k_img_render.php?k_id=03000000712180003&o_id=3567&type=kiji