【経済】東芝 新型バッテリー「SCiB」を発表、5分で充電・10年以上利用可能…―電気自動車・バイク、産業機器、非常電源などへ応用

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東芝は12日、新型二次電池「SCiB」を製品化し産業分野を中心に2008年3月から量産を
開始すると発表した。

二次電池は、いわゆる蓄電池あるいはバッテリーのことで、「SCiB」は、高い安全性と、急速
な充放電を行っても10年を超える長寿命性能、わずか5分間で容量の90%以上の充電が
可能な急速充電性能を備えているとのこと。約3000回の充放電サイクル後も、容量低下は
わずか10%未満、約5000回を超える繰り返し充放電が可能なため、1日1回の充電でも10年
以上利用可能となる。

東芝では、この特性バランスを実現するため、独自の新負極材、新セパレータ、新電解液を
採用し、さらにあらたな生産技術を確立したことにより、高い信頼性の二次電池を実現できた
としている。また、SCiBは長寿命性能であるため、廃棄物削減にもつながることで環境負荷
の低減にも寄与できるとしている。

「SCiB」4.2Ah(アンペアアワー)のセルを10個直列に配列したモジュール(標準モジュール)
で構成され、大電流充電(50A)が可能。標準モジュールには、電圧・温度監視、異常監視・
保護、セルバランス調節等の機能を備えたバッテリーマネージメントシステムが搭載される。

SCiBは、すでに二次電池の普及が始まっている電動自転車や電動バイク、フォークリフト、
建設機械などに加え、非常用電源や風力発電での電力回生や電力品質の安定化などの
用途への適用が可能とのこと。今後は、より高性能な電池セルの開発を進め、ハイブリッド
自動車や、将来の電気自動車などへの適用も見据えて2015年度には、売上高1000億円
規模を目指す。

RBB TODAY http://www.rbbtoday.com/news/20071212/47191.html