西海市の佐古寶松教育長は七日の定例市議会一般質問で、来年三月末で閉園する西彼
純心幼稚園(大瀬戸町瀬戸樫浦郷)の土地や園舎を引き継ぎ、別の学校法人に運営を任せる
方針を示した。
同幼稚園は学校法人純心女子学園が運営。一九六七年に開園し、八〇年にはピークとなる
百五十三人の園児が在籍したが、現在は二十六人まで減少。廃止する方針を打ち出している。
同幼稚園が閉園になると、大瀬戸町内に幼稚園がなくなることから、保護者らが存続を求めていた。
佐古教育長は「幼稚園の用地と園舎を西海市が取得し、学校法人に貸与し、大瀬戸町の幼稚園
教育を存続させることが望ましいと考えた」と答弁し、学校法人と協議していることも明らかにした。
決定した上で土地と園舎を購入する方針。
しかし県の認可や土地などの取得に伴う予算審議が必要なことから、来年四月からの運営は
難しい見通しで「遅くとも九月には開園したい」と述べた。
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20071208/08.shtml