アイルランドの作家ブラム・ストーカーが描いた吸血鬼ドラキュラのモデルとされる
ブラド公の「子孫」、オトマル・ロドルフェ・ブラド・ドラキュラ・プリンツ・クレツレスコ氏が
17日、ドイツ東部の町で死去した。67歳だった。脳腫瘍(しゅよう)を患っていたという。
ドイツ紙が21日報じた。
同氏はブラド公と血のつながりはなく、子供がいないため家系の断絶を懸念した同公の
女性子孫と1990年に養子縁組した。
その後、独東部シェンケンドルフに広大な敷地の邸宅を購入し、献血パーティーや野外
コンサートなどドラキュラにちなんだ企画を打ち出して観光客を誘致。2002年には
「ドラキュラ公国」の独立を宣言するなど、たびたび話題を提供した。
地元紙によれば、同氏には幼い息子がおり、ドラキュラの家系は続くという。
ソース
http://www.asahi.com/culture/update/1122/JJT200711220004.html