時太山急死で検察側 県警に再検査要請
大相撲の時津風部屋の序ノ口力士、時太山=当時(17)、本名斉藤俊さん=が6月、愛知県犬山市で
けいこ後に急死した問題で、検察側は3日までに、死因を「多発外傷性ショック死」とした新潟大の
鑑定結果だけでは立件に不十分と判断、愛知県警に再検査を要請する方針を固めた。
県警は当初、斉藤さんの死因を病死としたが、両親が新潟大に行政解剖を依頼。同大が組織片を検査し
「多発外傷性ショック死」との鑑定結果を県警に伝え、県警は関係者の立件に向け、詰めの捜査を続けている。
検察側は「立件するには死因を一層明確にすべきで、愛知県警が独自の検査をする必要がある」として、
県警が組織片の検査を再度行う必要があると判断した。
これまでの調べでは、当時の時津風親方(57)=元小結双津竜、本名山本順一さん=や兄弟子は
6月25日、部屋から逃げた斉藤さんを金属バットなどで暴行。斉藤さんは翌日午前、約30分間の
ぶつかりげいこ直後に意識を失い、病院に運ばれたが死亡した。
スポニチ[ 2007年11月03日 23:04 速報記事 ]
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