問題を主体的にリードすべき専門家が、コメンテーター化している現実
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高知白バイ衝突死D いよいよ判決…高松高裁の判断は?(2007/10/30、KSB瀬戸内海放送地域ニュース)
http://jp.youtube.com/watch?v=oK3QISsZ6P8 http://www34.atwiki.jp/madmax_2007/pages/387.html#id_8aed98e2 刑事訴訟法を専門とする、香川大学法科大学院の田淵浩二教授です
・香川大学法科大学院田淵浩二教授 「〜裁判官によっては新たな事実の
取調べは必要が無いという心証を取ってれば、1回も事実の取調べをしない
という事はあります」
法律的には2審で新たな事実を取り調べるかどうかは、裁判官の「裁量」に
委ねられているんです 【裁判官は「証拠に基こう」という意識が強く、
今回のケースだと1審の"スリップ痕"の写真で得た心証が強く影響している】
と田淵教授は分析します
・香川大学法科大学院田淵浩二教授 「最初に証拠を揃えるのは捜査機関です
から、捜査機関の証拠を覆す証拠がやっぱり出せないと、結論としては、
検察官の主張通りの認定になる訳ですよね/事故当時の実況見分調書、
えー、そこは写真撮影もしてて――、その写真撮影には"スリップ痕"も
付いていると、それを捏造だという【具体的な根拠】を弁護側が示せ
なければ、【裁判官の心証】はやっぱり動かない、というのが現実
だと思いますね」
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