3階建てビル火災、消防士2人死亡…北海道・美唄
27日午後4時40分ごろ、北海道美唄市大通西の「海老名ビル」から出火、木造一部鉄筋3階建て約2600平方メートルを全焼。隣接する3階建てのビルにも延焼した。
この火事で、消火活動を行っていた美唄市消防署の北清(きたせい)幸司さん(40)と山岸信貴さん(25)が行方不明になり、28日午前1時ごろ、焼け跡から2人とみられる遺体が見つかった。
道警美唄署によると、消火作業のため、消防士5〜6人が海老名ビル内に進入した。酸素ボンベを背負っていた北清さんと山岸さんは建物内に残り、他の消防士はいったん屋外に退避したが、2人はその後、行方がわからなくなっていた。
海老名ビルは既に閉店した100円ショップの旧店舗で、商品もなく、作業員が看板を外すなどの作業中だった。美唄市消防署によると、作業員から「ガスバーナーの火が何かに燃え移った」と119番通報があったという。
(2007年10月28日1時26分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071027i216.htm