「四国の水がめ」と呼ばれ、渇水の年には水位が下がって全国的に注目される高知県の早明浦ダム
周辺で、雨雲を成長させる効果がある塩やドライアイスを上空からまいて人工的に雨を降らせる実験が、
来年5月からスタートする。
3年間、春から夏にかけて実験しデータを収集、いざという時に備えて効果を確かめる。国土交通省四国
地方整備局は「効果があるか分からないが、やってみなければ」と、「雲をつかむ」ような試みに期待を寄
せている。
気象庁気象研究所(茨城県つくば市)などが実施。冬場に新潟・群馬県境の山間部で雪を降らせる実験を
重ねてきた。
早明浦ダムでは5−7月にかけて、飛行機を使い、気象条件に応じてドライアイスや塩の粉を散布。冷却や
吸湿効果で「雨の芽」となる小さな水滴や氷の粒を作る。地上レーダーなどで精密観測し、降雨効果を調べる。
ソース
西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20071020/20071020_025.shtml