米ケンタッキー州ホプキンス郡の裏道に点在するモービル・ハウス(移動住宅)や
松林のなかに、インペリアル・クランズ・オブ・アメリカ(IKA)という
組織の本部がある。白人至上主義団体、クークラックスクラン(KKK)の
組織としては2番目の規模。17州にわたって23の支部を持つという。
創設者のロナルド・エドワーズさん(47)は会員数を明かさないが、
クランの研究家によると、数百人とみられる。地元警察は「めったに
騒ぎを起こさない」としているが、南部貧民救済法施行機関はIKAの
会員2人が昨年、ヒスパニックの10代の少年に暴行を加えてけがを
させたとして告発している。
機関のリチャード・コーヘン代表は「私はIKAを過小評価しない。
資産はたいしたことはないが、影響力は大きい」と話す。
KKKの会員は6000人から8000人と、ピークだった1920代の
500万人に比べると激減している。しかし、研究者によると、最近は
会員数が安定し、支部組織は2000年の110から昨年には
164に増えているという。
ピッツバーグ大の社会学者でKKKに詳しいキャスリーン・ブリーさんは
「支部の増加は小さな動きにすぎず、組織的暴力も減っているが、
人種差別の場を維持し続けようとしている」と指摘している。
*+*+ 産経ニュース 2007/10/15[23:05] +*+*
http://sankei.jp.msn.com/world/america/071015/amr0710152306003-n1.htm