大阪市が所有する長居陸上競技場(同市東住吉区)で初めてロックグループ
「ミスター・チルドレン」のライブを開いたところ、2晩で年間の半分以上の収入
があった。市営地下鉄の乗降客数も激増し、合わせて6400万円を超える増収。
思わぬ「ミスチル効果」に、市は「次はサザンオールスターズか、ドリームズ・
カム・トゥルーを」(担当者)と、2匹目のドジョウを狙う。
競技場はJリーグ・セレッソ大阪の本拠地で、8月末から開催された世界陸上
大阪大会の会場にもなった。だが、住宅地が隣接しており、騒音を懸念して
これまでライブは開かれなかった。「ミスチルは客層がよい」という評判など
から、開催に踏み切ったという。
ライブは9月29、30両日に開催され、入場者数は計約8万人。市に支払われた
施設使用料は4800万円で、05年度の同競技場の施設使用料収入(7400万円)
の65%、06年度(5700万円)の84%だった。最寄りの市営地下鉄御堂筋線
長居駅の延べ乗降者数は、2日間の合計で前週の同じ曜日と比べて8万3000人
増えた。
セレッソのサポーターからは「芝が傷むのでは」という声も寄せられたが、
心配していた騒音に対する苦情はほとんどなく、「ベランダでビールを
飲みながら聞いた」など、周辺の住民も歓迎ムードだったという。
ソース(朝日新聞)
http://rss.asahi.com/click.phdo?i=305190bf58e144f3128406ce30ce9579