【健康】飲むと赤ら顔になる人は、すい臓がんのリスク1.44倍に [07/10/04]

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1きのこ記者φ ★
酒を飲むと顔が赤くなる人は、そうでない人に比べて、
膵臓(すいぞう)がんになるリスクが1・44倍高いことが、
愛知県がんセンター研究所(名古屋市)の調査で分かった。

アルコールを体内で分解する酵素の遺伝子タイプの違いによるもので、
同研究所の松尾恵太郎主任研究員(がん疫学)は
「飲酒後に顔が赤くなる人は、口腔(こうくう)がんやいん頭がんのリスクも高くなる。
顔が赤くなるのは体内からの注意信号だと思って、飲酒を控えた方がいい」と助言している。

飲んだアルコールは体内でまず、発がん性が指摘されているアセトアルデヒドに分解され、
次に酢酸へと分解されていく。
松尾主任研究員らは、このアセトアルデヒドを分解する能力が、酵素の遺伝子タイプによって
三つに分かれることに着目。

2001〜05年に同センターを訪れた膵臓がん患者138人と、
がんではない1373人の酵素の遺伝子タイプと飲酒との関係を調べた。

その結果、分解能力が低く飲酒後に顔が赤くなる人は、分解能力が高く
飲酒しても顔が赤くならない人に比べて、膵臓がんになるリスクが1・44倍高かった。

ソース
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20071004-OYT8T00186.htm