熊本市の資源ごみ持ち去り禁止条例 ホームレスなどが抗議
きのう熊本市の幸山市長が、ごみ置き場から資源ごみの持ち去りを禁止する条例を
来月1日から施行することを明らかにしました。これに対し、資源ごみを収集して
収入源のひとつとしているホームレスなどの団体が、きょう熊本市役所を訪れ
抗議しました。集まったホームレスなどの団体は「条例が施行された場合私達は
生活できない。何か救済する対策を早急に出してほしい」と強く市に訴えました。
幸山市長はきのうの会見で、ごみ置き場からの資源ごみの持ち去りを禁止する条例を
来月1日から施行し、来年4月からは違反者に罰金を科すことを明らかにしました。
これに対し、資源ごみを集め収入源のひとつとしているホームレスなど約70人が
熊本市役所に集まり抗議しました。市側は廃棄物計画課などの職員たちが対応しましたが
結局、具体的な対策案は出ず、話し合いは平行線をたどったまま終わりました。
代表の牟田茂さんは「具体的な対策案がなければ私達は堂々と、これからも資源ごみを
回収し続けます」と宣言、市長を交えた話し合いを要請していくとしています。
テレビ熊本 2007-09-21 20:04:11
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