★新型高速列車車両 イギリスへ
・日本のメーカーがイギリスから受注して製造していた新型の高速列車の車両の
一部が、16日、山口県下松市の工場からイギリスに向けて船に積み込まれました。
日立製作所は、イギリスから新型の高速列車の車両の製造をおよそ700億円で
受注し、山口県下松市の笠戸事業所で去年から製造しています。車両の愛称は、
英語で「槍(やり)」を意味する「Javelin(ジャベリン)」で、16日は紺色の車両6両が
クレーンを使って船に積み込まれました。新型車両は、英仏海峡をトンネルで渡る
ユーロ・スターを除けば、イギリス国内で最も速い時速225キロで運転され、導入が
予定されているロンドンからイギリス南部のアシュフォードまでのおよそ100キロの
区間を、これまでの半分のわずか40分で結びます。
日立製作所電力電機業務本部の蜂谷浩二さんは「日本の技術力で造った車両が、
鉄道発祥の地のイギリスに輸出されるのは感慨深いです」と話していました。新型
車両はあわせて29編成、174両が製造され、イギリス国内で再来年の12月から
営業運転が開始されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/16/k20070916000089.html ※動画:
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/16/20070916000089002.jpg