再審請求:京都・南丹市長選選挙違反で罰金の4人が簡裁に
06年2月の京都府南丹市長選に絡み、一人当たり約1万1000円の酒食の接待を
受けたとして公選法違反(受供応)の罪で罰金10万円の略式命令を受けた同市の元被告
12人のうち4人が10日、「会費は5000円と言われ、払っている。違法な取り調べで
虚偽の自白をさせられた」などとして京都簡裁に再審を請求した。
会社員、長谷川巌さん(65)ら4人は05年8月5日、同府亀岡市の料理旅館で、
初当選した前市長(64)=同法違反(供応など)罪で有罪確定=から、票の取りまとめ
などの報酬として接待を受けたとして、06年4月、同簡裁で略式命令を受けた。
再審請求で4人は、参加者の1人が宴席で5000円の会費を徴収し11人が払ったとし、
「警察の取り調べで、『他の参加者全員が支払っていないと供述しており、(否認しても)
通らない』と言われた」と主張。1人は「(地元で)商売できないようにしてやると
警察官に言われた」とも訴えている。
京都府警捜査2課は「捜査を適正に進めた」、京都地検の大仲土和次席検事は
「正式な文書を受け取っていないので、現時点ではコメントしようがない」
としている。【太田裕之】
毎日新聞 2007年9月10日 19時35分 (最終更新時間 9月10日 20時30分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070911k0000m040069000c.html