◆メディア・レボリューション:2006/05/04 イラク段階的撤退とアフガニスタン増派〜米民主党シンクタンクが新提案
http://blogs.yahoo.co.jp/blognews2005/35014873.html イラク段階的撤退とアフガニスタン増派〜米民主党シンクタンクが新提案
『米民主党系のシンクタンク、アメリカ進歩センター(CAP:Center for American Progress)』は、5月3日「戦略的再配置2」と題するイラク問題についてのレポートを発表した。
このCAPは、「ヘリテージ財団」の民主党版で、昨年9月にも同題名のレポートを発表しており、今回はその第2部、『執筆者はレーガン政権の国防次官補だったローレンス・コルブとクリントン政権時代国務省スタッフだったブライアン・カツリスである。』
レポートは、ブッシュ政権の期限なきイラク派兵が逆に米国の安全を損なっているとして、内外のアメリカ人を守りイラクの安定化を図るために、イラク派遣部隊の撤退と中東地域の米軍再配置計画を提言している。
米軍―今年中に6万人減少、来年にはゼロに
それによると、即時撤退はイラクと中東の不安定を恒久化するおそれがあるとして段階的撤退を提唱しており、具体的には、
▽現在の13万人の兵力を今後毎月9000人ずつ削減し、2006年末には6万人減少する。
▽特に州兵と予備役は今年中に全員帰還させ、本土の災害・テロに対応させる。
▽残りの7万人はイラク治安部隊への訓練と兵站支援、少人数部隊によるテロ組織の殲滅作戦、国境警備に任務を特化した上で、2007年末には撤退し実質的兵力をゼロとする。