【狂牛病】 異常プリオンの構造が従来と異なる新しいタイプの「非定型牛海綿状脳症(BSE)」のマウスへの感染性を確認

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1うし☆すたφ ★
★「非定型BSE」のマウスへの感染性を確認

 日本など世界各地で発生している「非定型BSE(牛海綿状脳症)」と呼ばれる新しいタイプの
BSEがマウスに感染することを、動物衛生研究所・プリオン病研究センターなどの
研究チームが確認し、25日に新潟県津南町で始まったプリオン研究会で公表した。

 現時点では人への感染性は明らかではないが、従来のBSEと同様、非定型BSEの牛を
見逃さないための十分な安全対策が必要になりそうだ。

 非定型BSEは、病原体とされる異常プリオンの構造が従来と異なっている。
2002年にイタリアで、03年には日本でも感染牛が見つかり、
そのほかフランス、ベルギー、オランダなどで確認されている。

 研究チームは、長崎県で06年3月に見つかった国内2例目の非定型BSE感染牛
(生後14年1か月)の脳から抽出した液を、マウスの腹腔(ふくくう)に注射。
75日後にひ臓を調べたところ、接種した計5匹のマウスすべてで異常プリオンが見つかった。

 チームは今後、サルなどでも感染性を調べ、種による感染性の違いなどを明らかにする方針。

讀賣新聞 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070825i312.htm