★米農務長官、日本に見直し迫る・米産牛肉輸入基準
【ワシントン=藤井一明】ジョハンズ米農務長官は24日、加藤良三駐米大使と会い、
日本での米国産牛肉の市場開放を改めて迫った。会談後、長官はダウ・ジョーンズ通信に対して
「重大な局面にある」と述べ、BSE(牛海綿状脳症)対策として生後20カ月以下の
若い牛に限定している輸入基準の見直しを急ぐよう求めた。
会談は米農務省が要請した。ジョハンズ長官は「日本は国際基準に沿って行動する時だ。
米国産牛肉は安全だ」との見解を表明。加藤大使は日本側の輸入基準の見直しに向けた
作業の現状を説明したとみられる。
安倍晋三首相による27日の内閣改造を目前にした時期の米側の要求は日本の新体制に
厳しい方針を印象づける狙いがある。日本側では今月初めに赤城徳彦農水相が更迭され、
直前まで予定していた訪米とジョハンズ長官との初会談が中止された。(12:11)
日経新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070825AT2M2500C25082007.html