【国際】米国、エリトリアを「テロ支援国家」指定へ…隣国・ソマリアの紛争に関与か

このエントリーをはてなブックマークに追加
1諸君、帰ってきたで?φ ★
 米政府は17日、紅海に面したアフリカのエリトリアが近隣のソマリア
のイスラム過激派を支援しているとしてテロ支援国家への指定を検討
している、と公表した。政情不安が続くソマリアには国際テロ組織
アルカイダの幹部が潜伏しているとみられ、米国の対テロ戦争の主要な
舞台となっている。エリトリアが実際にテロ支援国家に指定されれば、
1993年のスーダン以来となる。

 フレーザー国務次官補(アフリカ担当)が記者会見で発表した。次官補は
「我々はまだ(指定に向けた)準備段階にある。エリトリアが態度を変えれば、
テロ支援国家指定を回避することは可能だ」と述べ、同国にイスラム過激派
への支援を中止するよう求めた。

 ソマリアでは、暫定政府に対するイスラム過激派勢力の武装抵抗が
続く。国連監視団は先月、過激派勢力が主にエリトリアからの密輸により
地対空ミサイルや弾薬など十分な装備を維持していると報告した。
エリトリアは否定しているが、米国にも国連報告を確認する情報があると
いう。

 米国は、ソマリアの一部イスラム過激派がアルカイダと密接な関係を
持ち、98年のケニアとタンザニアでの米大使館爆破テロの容疑者を
かくまっていると主張している。「破綻(はたん)国家」ソマリアがアルカイダ
の拠点化することを警戒し、今年、2度にわたりアルカイダ幹部を狙った
空爆などを行った。

 テロ支援国家に指定されているのは現在、北朝鮮、イラン、シリア、
キューバ、スーダンの5カ国。指定されると、さまざまな制裁の対象と
なるほか、世界銀行や国際通貨基金(IMF)の融資を受けるのが事実上
不可能となり、国際的に孤立が深まる。

ソース(毎日新聞) http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070819k0000m030046000c.html?in=rssw
別ソース(日経新聞) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070818AT2M1800C18082007.html