【社会】麻生外務大臣「漫画はいま、世界の人々が夢を紡ぎ、愛を語り、怒りをぶつけるメディアになった」まんが甲子園にて語る

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ぽこたん( ・∀・ )φ ★
第16回 まんが甲子園
麻生大臣挨拶

全国高等学校漫画選手権大会に参加する選手諸君。
外務大臣麻生太郎が、まんが甲子園の諸君にこうしてあいさつを言える。
数十年漫画を読み込んで来た者として、こんなにうれしいことはありません。
勝ち上がってきた諸君、暑い夏は、君たちのために準備されていたようなものだ。
白球を追うばかりが甲子園ではありません。指先が痛くなるまでペンを握りしめ、
白々と夜が明けるまで机にかじりつくのだって、君たちの青春、勝負だろうと思います。

日本人くらい、マンガの文法を自然に身につけている国民はおりません。
このコマは、どうしてこの大きさなのか。なぜここは、背景が真っ黒でないといけなのか。
君たちには、その理論が知らないうち身についている。なぜ身についたか。

君たちの前に、偉大な先人の独創があった。
その前には紙芝居という、これも日本の発明がありました。
伝統はえんえんとさかのぼり、かの「鳥獣戯画」までいくのであります。
その伝統の最先端に、君たちがいま、栄冠かけて競い合おうとしている。

マンガは友情を描きます。人生をたった一コマに詰め込み、人の世の、喜び苦しみを描く。
CGには絶対つくれない夢の世界を、二次元世界に定着できる。
それをすべて、君たちのペンが成し遂げられるのです。

>>2以降に続く
2名無しさん@八周年:2007/08/08(水) 22:24:36 ID:LNvRt//20
2ならドナマーティン卒業
3ぽこたん( ・∀・ )φ ★:2007/08/08(水) 22:24:43 ID:???0
>>1の続き)
このことに、世界はやっと気がつきました。世界中でいま、猛烈な学習を始めています。
外務大臣としてこのあいだ、国際漫画賞というのを出しました。
香港の漫画家が第一回の受賞者になって、マレーシア、香港、オーストラリアの作家には奨励賞を出しました。
彼らの作品を見ると、日本の漫画家の誰から影響を受けたかすぐわかります。
ドイツからブラジルまで、応募作品どれ一つを見ても、日本の影響が色濃く出ていた。

漫画はいま、世界の人々が夢を紡ぎ、愛を語り、怒りをぶつけるメディアになったのです。
そしてその誕生の地、日本の、最も熾烈な戦いの場に今君たちは出動しようとしている。
君たちのような存在が、世界中の若者からどれほど羨望のまなざしで見られているか。
ぜひそれを知っていてほしい。最高峰のフィールドに、君たちは立っている。
まんが甲子園の選手諸君。ストーリーをとことん練れ。線に目一杯命を賭けろ。
君たちの作品を、雑誌で読める日を待っています。

外務大臣 麻生太郎
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/19/easo_0804.html