【ネット】大人のネットいじめ、その現状とは？

学習塾経営者、阪大生殴り逮捕
軟禁して掃除も強要

　大阪府豊中市などで学習塾２校を経営する塾長が、講師に雇っていた男子学生に暴行、けがを負わせたとして、大阪府警豊中南署は２９日、傷害容疑で学習塾経営の西口順広容疑者（３２）＝豊中市服部南町＝を逮捕した。


　西口容疑者の塾は大阪府池田市に本部を置く塾グループに属しているが、同じグループの塾長がことし１０月、東京都板橋区で小学１年生を誘拐、身代金を要求したとして逮捕されている。


　西口容疑者は２年前にも塾の講師をしていた大学生を自宅に軟禁し金を脅し取ったなどとして、恐喝と傷害の罪で有罪判決を受け、現在も執行猶予期間中だった。


　調べでは、西口容疑者は７月下旬から９月初めにかけ、講師の大阪大１年男子学生に「生徒が減ったのはおまえのせいだ」などと言って、自宅や路上で殴るけるの暴行を加え、けがを負わせた疑い。


　同容疑者は容疑を認めているという。


　学生は９月２日、池田市内で塾の宣伝ビラを配っている最中に突然倒れて、頭部打撲や内臓出血などで１１日間入院。現在も通院している。


　西口容疑者は学生を自宅に軟禁して、掃除などの雑用も強要。掃除後に「髪の毛が落ちている」などと言いがかりをつけては、暴力を振るっていたという。


　大阪大では、この学生の報告を受け、学内にビラを張りだし、学生に注意を促していた。



ZAKZAK　2001/11/29