★続投宣言の安倍首相に不満噴出…党内外でサンドバッグ状態
安倍晋三首相(52)の「惨敗でも続投」余波が、政界で広がり続けている。
7月31日の自民党総務会では「道は一つしかない」などと退陣を求める声が噴出した。
党内外でサンドバッグ状態の安倍首相。これが「美しい国」の政治なのか!?
うるさ型議員が勢ぞろいの自民党総務会。続投批判の嵐が吹き荒れた。
「首相は参院選で政権選択を迫った。道は一つしかない。決断した方がよろしいのでは」。
野田毅元自治相(65)は明確に首相退陣を求めた。
石破茂元防衛庁長官(50)は「挙党一致は答えにならない」と露骨に不快感を示した。
加藤紘一元幹事長(68)も「青木幹雄参院議員会長が辞任して、
敗北の原因を作った側がそのままというのはおかしい」と切り捨てた。
特に、党首討論などで安倍首相が「私と小沢代表のどちらが首相にふさわしいかの選挙だ」
と発言したことに、「なぜそんなセリフを言ったのか」「そう言った以上、有権者にどう説明するのか」
と疑問視する声が相次いだという。
一方、「ポスト安倍」として名前が挙がる谷垣禎一前財務相(62)は
「なぜ厳しい批判を受けたのか、整理が必要」と“抑えた”コメント。
福田康夫元官房長官(71)は発言しなかったという。
「A級戦犯」視されている赤城徳彦農相(48)に関しては、
深谷隆司元通産相(71)が「資格がない。即刻辞任してほしい」と不満を爆発させた。
すでに辞表を提出している中川秀直幹事長(63)は選挙の敗因分析を8月中に
取りまとめるとしたが、首相の求心力低下が顕著になってきた。
サンスポ
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