【社会】 竹中平蔵元経財相「私は公務につく考えはない」 と次期日銀総裁就任を否定 「間違った政策だが日銀は金利を上げるだろう」 

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★竹中元経財相:「間違った政策」だが日銀は利上げへ−総裁就任は否定

 7月29日(ブルームバーグ):小泉純一郎内閣で経済財政政策担当相などを務めた
竹中平蔵慶応大教授は29日午前に放送されたテレビ朝日の報道番組「サンデープロジェクト」に出演し、
日銀が現状の金融政策をとる限り株価上昇は期待できないと述べるとともに、
政府は外貨準備の運用を通じて経済を活性化すべきだと述べた。主な発言は以下の通り。

●このところの株価急落について:
  「米国の株価が1%落ちると日本の株価が2%落ちるという日本の脆弱な状況が続いている。
4−5年前のような不良債権で日本経済がショック死するというような状況ではないが、
世界の経済がものすごく変わって行け行けドンドンという形で発展している中で、日本の経済はまだ地盤が弱い」

●当面株価は上がらないのか:
  「日銀の金融政策にもよるが、日銀が今のような政策を取る限り、なかなか株価が強くなるということを期待するのは難しい」
 
●日銀は近く金利を上げると言われている:
  「日銀は間違いなく金利を上げると思う。間違った政策だが日銀は上げるだろう」

●株価が下がっている中で円が上昇しているが:
  「各国が円建ての外貨準備で資産を増やそうとしている。円に対する需要が出てくる
状況にあるので円が買われている。円はちょっと安くなり過ぎているので強くなる地盤にある」

●日本も外貨準備で運用すべきだとの見方がある:
  「私はすべきだと思う。実はこの提案は4年前に私自身が経済財政諮問会議に一度出して
財務省の大反対にあったが、これは有効活用すべきだ。それで日本の経済を活性化すべきだ。
役人に任せては駄目。役人に任せないように民間の専門家を集めた機関を作ってそこで運用する。
これは何を意味するかというと外為会計の自由化、外為会計の民営化だ。
私は安倍晋三首相が是非これをやって経済を成長させましょう、と申し上げたいと思っている」

●次期日銀総裁に就任する可能性:  「私は公務につく考えはない」

Bloomberg http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003008&sid=aFiRv3fvN7U4