【裁判】 原爆症認定で基準の妥当性、6件目判断へ 熊本地裁で7月30日に判決 国は5連敗中
★基準妥当性、6件目判断へ 原爆症認定で30日熊本判決 '07/7/28
広島や長崎で被爆し、がんなどを発症した熊本県の男女21人(うち6人死亡)が、
原爆症と認定しないのは違法として、国に却下処分の取り消しと一人当たり300万円の
慰謝料支払いを求めた訴訟の判決が30日、熊本地裁(石井浩裁判長)で言い渡される。
全国の地裁に起こされた同様の集団訴訟では六件目の司法判断。
これまでの判決はいずれも国の認定基準を批判した。
原告計86人中、75人を放射線に起因する原爆症と認定し、国は5連敗中。
今回の判決でも基準の妥当性が最大の焦点となる。
現行の手法は、「DS86」と呼ばれる算定方式を土台に爆心地からの距離で被爆放射線量を推定。
さらに性別、年齢などを加味した「原因確率」で疾病が放射線に起因するか否かを判断している。
東京など五地裁の判決は、DS86による被爆放射線量では説明できない初期症状がみられる
ケースがあることなどから審査基準の限界を指摘。
「被爆前後の行動や病歴などを含めた総合的判断が必要」と結論付けた。
厚生労働省は度重なる敗訴にも認定基準堅持の姿勢を崩さないが、政治レベルでは
自民党の「原爆被爆者対策に関する小委員会」が8月後半にも具体的な救済案を取りまとめる予定。
その直前にある熊本地裁判決の内容は、議論の行方にも大きな影響を与えそうだ。
広島で被爆し、がんなどを患っている原告団長の上村末彦さん(81)=熊本県八代市=は
「戦時中に『国のために』と思いながら被爆し、病気で長年にわたって苦しんできた
わたしたちの思いをくんだ判決を期待したい」と話している。
中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200707280326.html
2 :
名無しさん@八周年:2007/07/28(土) 22:41:32 ID:DWLt3Wj10
2連敗
3 :
名無しさん@八周年:2007/07/29(日) 00:21:30 ID:zTHxCKHA0
4 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 10:16:22 ID:cynxtimh0
いいから早く被爆者とそうでない人のがんなどの発症率比較したデータ出せよ。
話しはそれからだ。
原爆症認定・熊本訴訟、地裁が19人の却下処分取り消し
広島や長崎で被爆し、原爆症認定申請を却下された熊本県内の21人(うち6人死亡)
が、国に却下処分の取り消しと1人当たり300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が
30日、熊本地裁であった。
石井浩裁判長は、国が2001年に導入した認定基準について「あくまで一つの考慮要
素として用いるにとどめ、被爆者の病状や当時の状況、行動などを総合的に考慮して
検討すべき」と指摘し、19人について放射線と疾病との因果関係を認め、却下処分を
取り消した。
しかし、残る2人のC型肝炎や関節機能障害などについては、放射線との因果関係を
認めなかった。損害賠償請求は、いずれも退けた。
全国17地裁で起こされた原爆症認定訴訟で、6件目の判決。今回の判決はこれまで
の5地裁と同様、国の認定基準を否定しており、国は認定制度見直しを強く迫られそうだ。
最終更新:7月30日12時58分 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070730-00000304-yom-soci >しかし、残る2人のC型肝炎や関節機能障害などについては、
>放射線との因果関係を認めなかった。
これは当然だろう。C型肝炎は、肝炎ウィルスが原因だしな。