徳島県の日亜化学工業が、偽装請負をやめて直接雇用すると労働組合との間で合意した
にもかかわらず、告発した元労働者を雇用せずに失職させたとして、組合などが県などに
指導を申し入れました。徳島県や労働局に申し入れをしたのは、日亜化学の元請負契約の
外部労働者らです。
労働組合によりますと、日亜化学では去年10月、外部労働者が「社員の命令で働く偽装
請負状態だ」と労働局に申告しました。これをうけ、日亜化学は「3年以上働いた請負労働者を
順次、直接雇用する」と組合に提示し、申告は取り下げられていました。しかしその後、
偽装請負を告発した労働者11人全員が直接雇用の選考で不採用にされ、事実上失職
していることがわかりました。
組合側は「偽装請負を申告した事への報復で、世間を欺く行為は許されない」としています。
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html#0262835