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孤立、辛苦の半生 夫失踪、2人の子死別、がん…
知的障害ある二男刺殺の母懲役7年異例の減刑
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007072102034505.html 愛人の子として生まれた女性は、母親の死後、九歳で預けられた親類宅で虐待され、
学校では長い間いじめに遭った。高校卒業後、勤め先のおもちゃ店で知り合った夫と結婚、
幸せをつかんだかに見えた。
だが、二女は二歳になる前に病死。さらに下の二人の息子は知的障害とぜんそくを抱えていた。
苦労しながら子育てを続けたが、十年前、夫は借金を重ねて失踪(しっそう)した。
そんな女性の唯一の支えだったのが、高校を中退し、アルバイトで家計を支えた長女だった。
二人の弟の面倒もよく見たため、「長男も二男も慕っていた」(女性の法廷証言)。
女性は生活保護を受けながらパート勤めで子どもを育てた。
夫の失踪から二年後、女性も二人の息子もさらに大きなショックに見舞われた。
長女がぜんそくの発作で十六歳で急死した。この時を境に女性は精神的に不安定に。
その後、乳がんを患い、手術もした。
女性にも軽い知的障害があり、住んでいた埼玉県内の団地やPTAで、嫌がらせを受けていると
思うようになった。二男が小学校に行きたがらなくなり、いじめられていると思い込んだ。
高校生の長男も学校から就職が難しいと言われ、女性は「さまざまな問題に苦悩しながら
相談相手もなく、精神的に追い詰められた」(裁判長)。
弁護人「なぜ殺さなければならなかったのですか」
被告「この先、生きていてもいじめられてつらいだけだから」