★無実で服役の男性、取調官らに恨み
富山県警に女性暴行と同未遂事件の容疑者として2002年に逮捕され、
約2年1カ月の服役後に無実と判明した男性(40)の再審第2回公判が18日、
富山地裁高岡支部(藤田敏裁判長)で開かれた。男性は被告人質問で「5年間を返してほしい」と訴え、
当時の取調官や検察官、弁護士、裁判官に対し「恨みを持っている」と述べた。
男性は「訳も分からないまま、単なる無罪で(再審が)終わってほしくない」と強調。
検察側は反対尋問をしなかった。
弁護側は初公判に続き、当時の取調官の証人尋問を申請したが、
藤田裁判長は「必要性はない」として再び却下した。
8月22日の次回公判で検察側が無罪を論告し結審する予定。
閉廷後、記者会見した男性は「(却下は)非常に残念だ」とし、
国家賠償法に基づく損害賠償請求訴訟を起こし「証人尋問をしたい」と話した。
弁護側は取り調べの状況などを詳細に質問。
男性は虚偽の自供をした理由について「取調官から『母親の写真にやっていないと言えるのか』
と何度も言われ、もうだめだと思った」と述べた。その後の調べで、取調官が握りこぶしを
震わせていたため「否認すると殴られると思い、怖かった」と語り、取調官に言われるままに
調書が作られていったという。
弁護士は初公判までに1度だけ接見し「顔を合わせた瞬間、
『被害者への弁償金を払えば執行猶予がつく』と言われ、やってないと言えなかった」と述べた。
また任意捜査の段階で、アリバイなどを伝えて否認したのに犯人扱いされたため、
帰宅後に除草剤を飲んで自殺を図ったことを明かした。
日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070718-229134.html ▽過去ログ
【誤認逮捕】2年間の服役後に無実判明 強姦冤罪事件で富山県警本部長が謝罪 「人権侵害申し訳ない」
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1172730670/ 【冤罪】「失った時間を返してくれ」 2年間の服役後に無実判明 強姦事件で冤罪の男性が無念の思い語る…富山
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1173241785/