・Xbox 360のせいでゲームディスクに傷が付いたとして、米国の男性がMicrosoftに500万ドルを
超える損害賠償を求めている。Xbox 360の「設計、製造に過失がある」と主張している。
7月9日にフロリダの連邦裁判所に提出された訴状の中で、原告のジョージ・ブラウワー氏は、
Microsoftは数千件の苦情があったのに、傷の付いたディスクを全部は交換しなかったと申し
立てている。この訴訟を集団訴訟として扱うよう求めている。
ブラウワー氏は、Xbox 360のせいで「Gears of War」「Madden NFL 07」のディスクに傷が付き、
Microsoftは20ドルでディスクを交換すると申し出たとしている。同氏は500万ドルを超える損害
賠償を求めていると訴状にはある。
Microsoftは先週、同社が「一般的なハードウェアの故障」と呼ぶあいまいな状態により動作
しなくなったXbox 360の保証期間を延長した。これはディスクに傷が付くのとは別の問題だが、
ブラウワー氏の訴状はこれを、Microsoftが「Xbox 360に発売時から欠陥があったと認識している」
証拠だとしている。
Microsoftはこの主張を否定している。
「数百万台のXboxが利用されている中で、Microsoftはディスクに傷が付く問題について広範な
報告を受け取っていない」と広報担当のジャック・エバンズ氏は声明文で述べている。
エバンズ氏は、何件の報告があれば「広範」と言えるのかは明言しなかった。
一部のゲーマーは、ディスクが回転している最中にXbox 360を縦置きから横置き、あるいは
その逆にするとディスクに傷が付く可能性があると推測している。Microsoftは本体に貼った
ステッカーで、そのようなことをしないよう警告している。ブラウワー氏は訴状で、Microsoftの
カスタマーサービスの担当者は本体を傾けたかどうかを尋ねたが、そんなことはしなかったと
述べている。
訴状では、オランダのテレビ番組で行われた、同様の消費者からの苦情の調査も引き合いに
出している。この調査では、テストした9台のうち1台で、5時間プレイした後にディスクに傷が付いた。
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