・問題の先生は、専修大学松戸中学に勤務していた40代前半の専任講師。事件は先月22日、
シアトルに向けて成田を離陸したユナイテッド航空876便のほぼ満席というエコノミークラスで発生した。
同校の生徒約160人と教員10人は米ネブラスカ州への修学旅行のため、他の便と分乗していた。
関係者によると、夕食として出された機内食の時間が終わり、トレイが回収され始めたころ異変が起きた。
「同僚の教員がモジモジしながら客室乗務員に『これを返したかった』と、背広の内側からウイスキーの
瓶を出した。それを男が後ろから追いかけてきて、客室乗務員と揉め始めた」
乗務員は「シット ダウン プリーズ」と呼びかけたというが専任講師はこれを無視。逆ギレして「Why?」
「NO」などとわめきちらし、10分以上も騒ぎ続けた。周りの米国人も「シット ダウン」と落ち着くよう
促したが言うことを聞かず、乗務員にも「ビッチ」と暴言を吐く狼藉を働いた。
らちが明かないとみた米国人とみられる大柄の男性客2人が講師を取り押さえ、席に連れ戻した
というが、「一時は乗務員が手錠を取り出すほどの騒ぎになった。静かになったと思ったら先生は
グースカいびきをかいて寝てしまった」(乗客)というから、開いた口がふさがらない。
同機は定刻どおり空港に到着。3人の警察官が機内に入り、講師を取り囲み、機外へ連行した。
「連れ出される際、先生は呆然とした表情だった。生徒がかわいそうだし、日本人の恥だ」(目撃した乗客)
米連邦法では機内で暴力行為があった場合、最高で20年の禁固刑や罰金刑が科せられるなど、
乗員への業務妨害は重罪となる。今回は暴力はなかったものの、入国審査場の外で姿はなかったと
いい、講師は素行の悪さから米入管当局に入国拒否された可能性もある。
森一夫教頭は「入国拒否はなかったと思う。校長がその日の便で帰国を命じ、入管を通らず帰らせた
と聞いている。すぐに講師は辞職届を出した」と、ウルトラクイズみたいなペナルティに終わった。
同機には松本英夫校長も乗っていたといい、なぜ制止できなかったかについては「分からない」
(森教頭)の一点張り。(一部略)
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070623.html