【海外/ロシア】凍結マンモス発見 日本で検査へ

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北極海に近いロシア・西シベリア北部ユリベイ川の近くで、生後約半年の雌と推定される
ほぼ無傷の凍結マンモスが見つかった。複数の専門家によると「これまでで最高の保存
状態」。近くのサレハルドで5日に開かれた専門家会合で、組織分析のためマンモスを
日本に輸送してCTスキャンの検査を実施する方針が決まった。

ロシア科学アカデミー動物学研究所のアレクセイ・チホノフ副所長らが共同通信に明らか
にした。輸送は今年12月以降になる見通しで、東京慈恵会医大の鈴木直樹教授が受け
入れ先になるという。オランダに組織の検体を送り、死亡時期を調べる方針も決まった。

副所長はマンモスについて「尾が食いちぎられている以外は損傷がなく、保存状態という点で
世界で最も貴重な発見」と説明。CTスキャンで詳細な分析結果が得られると期待されている。

トナカイの飼育者が5月、川岸に牙が突き出ているのを偶然発見。飼育者の妻にちなんで
「リューバ」と名付けられた。重さは推定50キロ、体長約120センチ。凍結状態で見つかり、
そのまま冷凍保存されている。副所長によると、日本はこれまで2回、ロシアから送られた
マンモスを検査した実績があり、動物用の大型CTスキャン機器もあることから、日本への
輸送が決まった。

http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20070706007.html