女子高生=当時(17)=の尻を触ったとして東京都迷惑防止条例違反の罪に問われて
いる元早大大学院教授、植草一秀被告(46、写真)の公判が4日午後、東京地裁で
開かれた。弁護側の証人として当時、電車に乗り合わせた乗客が出廷。植草被告の弁護を
自ら名乗り出た証人の勇気に、植草被告は法定内で辺りもはばからず号泣した。
出廷したのは当時、京急線の車内で植草被告の座席の近くに座っていた男性。電車に
乗るなり、「12チャンネル(テレビ東京)の『サテライト』でよくコメントしている人だ」と思った
といい、「子供のころに見た映画『スーパーマン』のクラーク・ケントがかけるようなメガネで
懐かしいなぁと思った」という。
植草被告はこの日に限って裁判長にアピールするためか、当時と同じメガネをかけて
出廷。確かにミラーマンというより変身前のスーパーマン風だった。
証人は電車に乗った直後は植草被告を認識していたというが、「青物横丁駅を過ぎた
あたりからウトウトして目をつぶっていた。大森海岸駅を過ぎたあたりで車内が大騒ぎに
なった」と証言。結局、犯行を直接、目撃していなかった。
植草被告にとって大した有利な証言にもならなかったワケだが、それでも証人は「テレビ
で事件を知った。何かで協力すべきだと思った」と泣き出した。これにグッときた植草被告は
たまらずクラーク・ケントのメガネの下をハンカチでぬぐい続けていた。
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070427.html http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/image/t2007070427uekusa.jpg