・参院選を目前に控え、「自民惨敗説」を唱えるメディアが相次いでいる。
週刊新潮は「『5勝24敗!』1人区惨敗『自民党調査』の衝撃」という記事を掲載した。週刊文春も
「安倍がこければ森が笑う?惨敗をにらみ隠密行動開始」という記事を掲載。与党の議席が
過半数割れした際には国民新党などと連立を組まざるを得なくなり、そこで森氏の出番が
やってくるのではないか、という観測記事で、「敗北後」のシナリオをシミュレーションしている。
毎日のように政権批判を行っている「日刊ゲンダイ」も7月2日、1面に「これで自民党参院選
惨敗は確定した」という見出しを立て、「惨敗ムード」をあおり立てている。
だが、自民党が圧勝した05年の「郵政解散選挙」でも、メディアは「自民惨敗説」を盛んに
唱えていた。例えば、週刊ポストでは「自民党160議席割れで 民主党・岡田政権誕生だ」
という記事。
各メディアの予想は「大ハズレ」だったが、「ネット世論」は、この結果を予言していた。
NTTレゾナントが05年8月に行ったアンケートによると、49.4%が「郵政解散」を支持しており、
57.9%が「郵政民営化」を支持。さらに、67.3%が「郵政民営化が争点となると思う」と答えた。
ネット世論は、「民主支持」でも「造反組支持」でもなく、明らかに「小泉支持」だったのだ。
では、今回の参院選はどうなのか。
選挙ポータルサイト「ELECTION」が6月30日に発表した世論調査の結果によると、「今参議院
選挙が行われるとすると、あなたはどこに投票しますか?」という問いに対して、「民主党」と
答えたのは60.3%なのに対して、「自民党」と答えたのは「11.4%」。
また、「Yahoo!みんなの政治」では、安倍首相は5点満点中2点。コメント欄には「この人にはムリ」
「おぼっちゃま」といった辛辣な評価が目立つ。一方の小沢代表は3.5点で、「過去のイメージを
いかに払拭するか」「決意固めた戦略家」といった声が多く、安倍首相に比べると「逆風」は弱めだ。
今回も「ネット世論」が「リアル世論」にダイレクトに反映するのだとすれば、自民党は「惨敗」と
いうことになる。(一部略)
http://www.j-cast.com/2007/07/02008898.html ※前:
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1183388300/